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保育士として働いているとこんなことがありませんか?
- 人間関係が辛い
- 仕事内容が合っていない
- 他の人と比べてしまう
保育士はさまざまなストレスを抱えやすい仕事です。
ストレスをうまく発散できれば良いのですが、思い詰めすぎると心身ともに限界を迎えます。
この記事では下記について解説していきます。
- 保育補助がつらいと感じるポイント
- すぐにできるストレス発散方法
- 心と体が限界の時の症状と対処法
ブラック保育園に勤め年度途中で辞めてしまった人を見たり、自身も保育士として働いている時に鬱の診断を受けたことがあるのでリアルな保育園事情をお話しできると思います^^
保育補助がつらい・しんどくなる理由
保育補助が仕事をする上でどのようなことにストレスを感じるのか。
原因・理由をご紹介します。
人間関係がしんどい
保育士の悩みトップは人間関係です。
保育士は子供だけではなく様々な人と関わるのでその中でしんどさを抱えているケースが多いです。
- 職員同士悪口ばかり言っている
- 正規職員が保育補助を見下す発言をする
- 若い保育士が多く馴染めない
- 園長が威圧的で話しかけづらい
- 保護者と信頼関係が築けない
仕事内容が合っていない
保育補助は子どもと関わるだけではなくさまざまな仕事を任されます。
雑務多いと自分の希望と異なると感じ不満が溜まります。
また、保育士で共有されている情報が入ってこなかったり、フリーとして配属されたクラスで何をして良いのかわからず孤立しがちです。
- 雑用ばかりして子どもと関わる時間がない
- フリー保育士としてクラスをたらい回しにされる
- 職員会議などの内容がわからない
- クラスの保育方針についていけない
他の保育士と自分を比べてしまう
保育をしていると他の人の関わり方に魅力を感じる反面、自分の未熟さを実感して落ち込んでしまうことが多いです。
- 子どもと関わることが上手な保育士と自分を比べてしまう
- 自分の希望の仕事内容の保育士が羨ましい
体力的にきつい
保育士は体力勝負。
疲れすぎてイライラしたり何もやりたくなくなったりと疲れは心と密接に関わってきます。
- 中腰など同じ姿勢を保つことで疲れが出る
- 幼児の動きについていくのに必死
- 子どもから感染症をもらってしまう
ストレス発散方法
職場での働き方・人間関係を根本から解決していくことができれば理想的ですが、保育補助の立場ではなかなか難しい現状。
職場溜まったストレスをプライベートでうまく発散することができれば、職場で生き生き働くことができます。
簡単にできて効果的なストレス発散方法を紹介していきたいと思います。
自分に合ったストレス発散方法を見つけてみてください。
人に話す
人に話してスッとしたという経験は誰にでもあるのではないかと思います。
自分がストレスを感じていること•悩んでいることはそれを話すだけでストレスを緩和させる効果があります。
相談する相手は、家族でも友人でも良いですが、事情のわかった人に聞いてもらうことが大切です。
話を否定したり、意見を押し付けてくる人は避け、じっくり話を聞いてくれる人を選ぶと良いでしょう。
もしそのような人が周囲にいなければプロのカウンセラーや心の電話相談などを利用してみましょう。
溜め込んでいるよりも新たな解決方法や心の持ち方を考えるきっかけになります。
また相談だけではなく、関係のない話題で笑うこともストレス発散には効果的。
笑うと副交感神経が優位なり安心感や安らぎを感じます。
運動をする
心と体は密接に関わっています。
運動によって脳の血流が良くなるので活性化され、心に安らぎをもたらすセロトニンなどの神経伝達物質が増加します。
セロトニン量が増えると心が落ち着いて爽やかな気分になると言われています。
ウォーキング・軽いランニング・サイクリング・ダンスなど身体に酸素を取り込みながら行う有酸素運動は特にストレス緩和に効果的。
ネガティブな気分を発散させ心と身体をリラックスさせ睡眠リズムを整える効果があります。
また、適度な運動をすることで筋肉を強化し疲れにくい身体を作ることができます。
- スポーツジムに通う
- 地域のスポーツセンターで運動をする
- ヨガやダンスを習う
好きなことをする
趣味や好きなことに没頭する時間もストレス発散に効果的。
仕事のことを忘れ自分の時間を確保することで気持ちを切り替えることができます。
また、1つのことに集中し熱中して行うと脳の中でドーパミンという脳内物質が分泌されるためポジティブで前向きな気分になります。
- 読書をする
- ゲームをする
- 音楽を聴く
- 演奏をする
- スポーツをする
自分を受け入れる
ストレスが溜まると自己肯定感が下がりどうしてもできない自分・ダメな自分に焦点を当てがち。
自己否定をしているとミスが増えさらに落ち込むという悪循環に陥ってしまいます。
その為必要なことは《自分を受け入れ良い所を見つけること》です。
自分の良い所、強みなどを書くことで自分を客観的に見ることができます。
自分に自身が持てると気持ちも前向きになるものです。
現在の自分を認め肯定することで自己肯定感を高めることができます。
また自分を肯定することができたら今の状態を客観的に見て考えるようにしましょう。
他人と自分を比較して落ち込みがちですが、自分の良い所に気付くとありのままの状態を少し楽しむくらいの余裕が出てきます。
生活リズムを整えてしっかり休息をとる
リラックスして休息を取ることがストレス発散には効果的です。
特に睡眠は脳を休める作用があり、ストレス発散には不可欠。
しっかり睡眠をとるためには、以下のことなどに注意が必要です。
- 起床時間を決めて起きたら日光を浴びる
- 朝食を摂る
- 適度な運動をする
- 就寝前の飲酒・喫煙・カフェインを控える
- 睡眠時間をしっかり確保する
ストレスが限界になった時の症状
ストレスが溜まった時にはうまく発散させていければ良いのですが…。
溜め込んでしまったり日々のストレスが強すぎたりすると、心と身体に限界が来て日常に支障が出てきます。
具合的にどのような症状が出るか紹介していきたいと思います。
心が限界のサイン
- イライラして怒りっぽくなる
- マイナス思考になる
- 落ち込みやすく元気が出ない
- 涙が出る
- 集中できない
- 何をしても楽しくない
身体が限界のサイン
- 睡眠の変化(眠れない、朝起きられない)
- 食欲の変化(食べたくない、食べすぎる)
- お腹の不調(胃痛、下痢や便秘)
- 息苦しい
- めまい
- 吐き気がする
- だるいなどの疲労感
- 頭痛や肩こり
- 動悸がする・息がつまる
ストレスで限界の時の行動
- ミスが増える
- 休日は動けない
- 過食する
ストレスで限界になってしまった時の対処法
病院を受診する
ストレスで限界になってしまった時には医療機関の受診をおすすめします。
- ずっと気分が落ち込んだ状態が続いている
- ストレスで体調が悪化して良くならない
このように辛い状態が続いているなら無理せず早めに専門家に相談しましょう。
放っておくと新たな病気になってしまうことがあります。
一人で抱え込まず心療内科の受診をおすすめします。
《保護者に見られるのが不安》《忙しくて受診する余裕がない》という方は公的機関の設置している相談窓口を利用しましょう。
厚生労働省の「働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳」では、相談窓口の紹介や精神科・心療内科など地域の医療機関検索サイトを都道府県別にまとめています。
【体験談】
家族を心配させたくない・保護者や他の保育士に見られたらと思うとなかなか心療内科を受診できませんでした。
・眠れない
・通勤中に涙が出る
・だるくて起き上がれない
上記の症状が出てくると仕事に支障が出始めたので、心療内科を受診しました。
診断結果はうつ状態。
「診断書を書けるけどどうしますか?」と聞かれましたが、お断りして睡眠薬と精神安定剤をいただきました。
睡眠薬で夜眠れること・診断書でいつでも辞められるということで安心感を得ることができました。
退職する
保育士は年度ごとに区切りがあり途中では辞めづらいとは思います。
しかし、ストレスで限界を迎えているのに仕事を続けても良いことはありません。
ストレスで限界になっているということはそこは自分に合っていない職場です。
無理せず早急に退職しましょう。
私自身、心療内科受診後も無理して働いた為、薬を調節して吐き気に襲われたりぼーっとする副作用に悩まされました。
また辞めた後は薬の服用は無くなりましたが、自己否定したり自律神経が乱れやすくめまいで動けなくなるなどの後遺症が残っています。
精神的に参っている時は相手との交渉も困難になりがち。
その為、私の知る限り年度途中で退職した方々はご自身の親を通して行なっていました。
心配をかけたくない・頼れる人が近くにいない方は、退職代行に相談しながら確実な退職を目指しましょう。
職場とのやりとりなしで退職できます
まとめ
保育士はストレスの多い仕事だと言われています。
上手に発散しながら楽しく保育をしていけると良いですね。
人間関係・保育内容などに不信感があり職場が合わないと感じている時には早めに次の職場を探し始めてみてください。
「仕事なんてこんなもんでしょ」「他の保育園で1から始めるなんて…」と躊躇していると精神を病んでしまい取り返しのつかないことになります。
自分に合った保育園を探すには保育士転職サイトがおすすめ。
コーディネーターと話すことで自分の気持ちも整理することができ、新しい選択肢が見えてきますよ。
職場に不満がある場合は、働いているうちからしっかり準備して年度末の円満退職を目指しましょう。
自分に合った職場を見つけよう