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保育士というと体力勝負!
若い人が多く結婚・出産で辞めていくというイメージが強いですよね。
その為、子どもを産んだ後「今更、保育士になるのは遅いのかな‥」と諦めてしまう方もいるのではないでしょうか。
しかし実際の保育補助は30代〜60代のミドル世代が中心。
・子育て世代
・子育てを終えた世代
このような方が多く活躍しています。
保育補助の実際の年齢層と長く働くコツについて解説して行こうと思います。
保育補助の年齢層
私が実際に働いてきた保育園3園の保育補助の年齢層を紹介していきたいと思います。
A保育園(社会福祉法人の民間の保育園)
早朝&延長保育:40代〜60歳の方(子どもが高校生以上)
日中:30代〜40代(未婚〜子どもが小学生まで)
B保育園(社会福祉法人の民間保育園)
全時間帯で30代〜60代(子どもが小学生〜孫がいる人まで)
C保育園(公立の会計年度任用スタッフ)
アルバイトと呼ばれる区分の職員。
以前は福祉員と呼ばれてた朝と夕方の担当:50代〜60代
日中:20代〜60代(未婚〜孫がいる人まで)
ちなみに正規職員は
・民間保育園は20代〜30代が中心
・公立保育園は20代〜60代と幅広い年齢層
保育補助の求人では、上限を60歳までと指定している保育園が多いです。
しかし、実際には60歳以上の方も活躍されています。
年齢で保育士を諦めるのはもったいない!
ミドル世代保育士の働き方
保育補助は、縁の下の力持ち的な存在で保育士や子どもを支えます。
そんな保育補助ですが、色々な保育園で働いてきて一番に感じることは《子どもとの関わりが好きであれば保育補助になる年齢は関係ない》いうこと。
体力は衰えてきますが、自分に合った職場であれば無理なく働けると思います。
例えば、元気な保育士よりも穏やかな保育士を求める子もいます。
知識が豊富なので子どもの可能性を広げることがあるかもしれません。
年齢が上がるにつれて無理はできなくなっていきますが‥
自己管理をしっかり行い、経験や知識を活かし保育に携わっていけば長く働くことができます。
ミドル世代保育士(補助)が長く働く上で大切なこと
いざ仕事についても辞めてしまう方も多い業界。
まずは自分に合った保育園に勤めることが大前提です。
その上でミドル世代保育士が保育補助として長く働く為に必要なことを4つ解説していこうと思います。
良好な人間関係
正規職員との関係
保育補助をする上で正規職員は年下である場合が多いです。
その時に出しゃばりすぎず、しっかりと連携して対応していくことが重要になってきます。
正規職員をお母さんとすると保育補助はおばあちゃん的な立ち位置です。
- 正規職員への配慮
- ・頼まれたことをこなす
・意見はするが無理強いはしない
・大変な所を自ら手伝う
・保育に専念できるように環境を整える
- 子どもへの配慮
- ・愛情を言葉で伝え甘えを受け止める
・話を聞いてもらう努力をする
・正規職員のように叱りすぎない
自分が子育てで忙しい時《どのような対応が嬉しかったか・どんな対応が迷惑だったか》など考えると対応の仕方もわかってきます。
子どももいつも接している信頼関係がしっかりした担任とは違うと感じ、甘えが強かったり話を聞いてくれなかったりします。
それが通常だと考え、工夫していくことが大切です。
このように考えて保育をしていけば保育補助として重宝されるばかりか、きっと孫ができた頃に柔軟な対応ができるおばあちゃんになっていますよ!
保育補助同士の関係
保育補助でも様々な性格の人がいます。
仕事でのコミニュケーションはしっかりとる必要がありますが、仲良くなりすぎると面倒な人間関係に巻き込まれがち。
特にマイナス発言は噂になってしまうので、注意しましょう。
勤務時間も短いので、特別仲良くなることは少ないとは思いますが‥
適度な距離で接することで人間関係のトラブルに巻き込まれることもなく長く働くことができるでしょう。
柔軟に対応する
保育士によって対応・保育感が異なり指示される内容が変わってきます。
例えば以下のようなクラスについて。
- さりげなく援助して満足感を得られるようにするクラス
- 最後まで自分の力で行うことを大切にして見守るクラス
このようなクラスに入る際には声かけも援助の仕方も変わってきます。
正規職員の先生の対応に合わせ、臨機応変に対応していきましょう。
経験値を上げる
若い保育士と違って、ひたすら抱っこをしたり鬼ごっこをしたりすることが体力的に難しくなってきます。
しかし、年代によって保育の仕方も変化していきます。
歳を重ね、経験があることでできる保育もあります。
抱っこも座ってできるもののあれば、抱っこ以外(背中を撫でる・トントンする)で落ち着く方法もあります。
どのような関わりが良いのか実際に試すことでわかってきます。
遊びの面でも、自然物に興味があれば、草花の名前を伝えたり虫を捕まえるコツを伝えたり‥
折り紙が得意であれば、様々なものを作ると子どもが喜びます。
何かを遊びを提供した時の反応や子どもの興味などを感じ取り、また新たに遊びを提供していくことでだんだん子どもへの対応のコツを掴んでいきます。
体力作りをする
体力が落ちてくるのは仕方のないことですが、保育士は普通に過ごしているだけでも体力を使います。
過度な運動は必要ありませんが、日々の生活に適度な運動を取り入れていきましょう。
ちなみに適度な運動も体が元気ではないとできません。
保育士は腰痛・膝痛などが職業病として挙げられるくらい体を駆使します。
自分の体のメンテナンスにも気を配りながら仕事をしていくことが大切です。
まとめ
保育補助をするには、年齢は関係ありません。
自身の年齢に合った保育をしていくことが大切です。
職場によって働く年齢層が違うので、事前に確認&働く上でついていけないと感じたら違う保育園への転職も考えてみてくださいね!